解脱
表には裏が、上には下が、光には闇が必ず伴うように、この世には、争いが伴う。
なぜなら、この世の前提として、全ては分離独立しているモノ、個人から成り立っているという幻想を我々が受け入れているからである。
皮肉なことに、この世から解脱したいと努力するほどその蟻地獄にハマってしまう。
だから、この世の幻想とそこから生まれる理不尽を見て見ぬふりをせずに認めた上で、この世の現象を生み出しているモトに感謝する。
そして、この世の理不尽に対応しながらも楽しむ。
これこそが隠された解脱の抜け穴なのである。