立体迷路
この世界は、迷路であることすら隠された立体迷路である。
よって、ほとんどのプレイヤーはこの世界での安住を求め、またこの世界に絶望していれば、来世での安住を求める。
しかし、どんな来世であっても、そこはまた別の立体迷路であることには変わらない。
この世界で活動すればするほど、深みにハマっていく。
もし、迷路であることに気付いて、脱出しようと頑張ることも、また深みにハマる活動となる。
諸活動の根源的な動機は、恐れである。
この恐れはどこからくるかといえば、それは
私が私として独立して存在している、という錯覚である。
そして、この錯覚は揺るぎない信念として、この世の社会に共有されている。
では、この隠された立体迷路迷路から抜け出すには?
○○しなければ…という、湧き立つ想いを脇に置いて、なすべき事を為しながら、心穏やかに日々を暮らすことである。
心穏やかに過ごすには、今まで無自覚であった
「恐れ」と向き合うことである。
恐れをどうにかするのではなく、ただ向き合う。そこにあることを認めてただ受け入れる。
すると次第に、恐れるものなど何もないのに、自分の妄想で勝手に恐れていただけだと気づく。