悪しきに合掌

自分から自分への気づきメモ

心の闇

人は誰でも心に闇を持っている。

 

その闇を隠すために、自覚せずに済むように、この宇宙という夢世界を作った。

という一つの宇宙観によれば、心に闇を抱えたまま、真の幸福は得られない。

 

この世界は自分を騙すために作られたものだから。

 

この世界が夢であるという眠り(自らしかけた忘却)から覚めることの先にしか本当の幸福に気づけない。

それは求めずとも、元からそこにある幸福、永遠に消えず増減のない幸福。

 

在ることの幸福。

 

しかし、ほとんどの人間は、心に闇を抱えたまま、忘却のヴェールで隠した夢の中で、仮初の幸福を求めて止まず、転生を繰り返しては知らず知らずと心の闇を深めてゆく。