悪しきに合掌

自分から自分への気づきメモ

環境依存によらない悟り方

地球人の幸せのあり方は、その多くが環境に依存している。

 

そうした生き方に疑問をもった一部の人間は、この世界から解脱することに幸福を見出し、そのための修行に打ち込む。しかし、実際に解脱できるものはごく僅かだ。

 

人間という生き物は、誰でもが心の底に闇を抱えている。

その闇とは、『足りない恐怖症』である。

そこから、生き残るためには自己を認めて貰わねばと焦る「自己承認欲求」が生まれ、自己を認めさせるために他者との対立が起こり、その他様々紛争へと発展していく。

 

この心の闇と向き合わない限り、モノとカネで環境を満たしても、厳しい修行に身を呈しても本当の幸福感は味わえない。

 

本当の幸福感で満たされた人生にするには、

この闇の本質を理解し、頭の隅に置いておくことで、闇に支配された心=自我と一体化せずに物事を見ること(マインドフルネス)に努め、

望ましいモノや環境があってもなくても、振り回されずに、物事を処せる自己を作り上げていくことである。

 

そこ(底)に幸せを感じられるまでに自己を深められたら、そのとき意図せずともその魂はこの世から解脱しているのである。